事務所ビル改修工事竣工のご報告
- 2023/10/26
- 工事部 神保 尊秋
特建事業部の神保です。今回はビルの改修工事報告をさせていただきます。
今年の夏は暑かったですね。そんな中の8月にビル改修工事を行いました。
というのは、当該ビルと隣接カーディーラーの夏季休暇に合わせて内外装の工事を行ったからです。
創業50周年を迎えた株式会社広報企画社様(石岡市、1973年9月創業)の自社ビルです。
<文中の”青字”はクリックすると別画面でリンク先に飛びます。いろいろと巡ってみてください。>
1990年建築で築33年の雄姿をご覧ください。外観はこんな感じです。
工事前
工事後
モノトーンになって、マッシブ(どっしりとした塊りのような)な感じに仕上がり、存在感が増しました。壁面サインや玄関ステンレスサッシなど金属の質感が際立ちます。
サインとのコントラストはこんな感じです。黒色の文字枠が生かされてます。
建物は3階建で鉄骨構造・ALC外壁・タイル仕上げとなっており改修工事については各種の注意が必要でした。
工事打合せにあたり、基本注意事項として次のことを第一に考えました。
防水の劣化対策 屋上、タイル壁面、ALC壁面に適した防水工法の選定。
外壁の劣化対策 タイル・ALC壁面の着色塗装と防水塗膜の相性。
内装デザイン これは施主が意匠・仕様規格等を主導する。
照明、衛生工事 A工事(施主工事)とし、クラフトは工程監理を行う。
ということで、同社の事務所ビルとしてデザイン企画力を生かした特色のあるコンセプト(基本的概念)になりました。
内装工事の前・後はこんな感じです。
<玄関ホール>
工事前
工事後
以前は普及品のクロスを使用していましたが、今回はデザイン性のある#1000クロスとしました。改修工事に使う場合、仕上がりに粗が出やすくなりリスクの高い材料です。 舞台裏のお話しすると、1F打合せフロアでは仕上がりが悪く全壁面を張り替えました。 これはリスクのある材料ではありますが、お客様のご希望をかなえたいというクラフトの経営理念「お客様の細かなオーダーに応える家作り…。相手のの立場に立ち…」であると思っております。
<1F受付・打合せフロア>
工事前
工事後
1Fは木目天井にするために、ソーラトーン天井を剥がして石膏ボード下地にクロスを張りました。壁は今回で3回目の
クロス張替えになりますが工費削減の為、あえて既存のままとしたのでクロス工事に手間がかかりました。
1Fは全体として、木目柄がコンセプトです。(ラウンド壁面にも注目) その木目は外部軒天から続いています。
天井おさまりの窓を生かした広がりのある天井になりました。(施主のデザインコンセプトが生きてますね)
↑ 外部軒天の木目仕上げ(A工事) ↑ 1F打合せ室
<2F事務所>
工事前
工事後
天井は器具撤去後の穴補修を行い塗装仕上げとしました。ソーラトーンのストライプ模様に合わせたスリムな照明。
壁面はターコイズブルーで非日常を演出。事務所としては落ち着いた感じより、緊張感・清潔感を感じます。
器具を撤去した後は穴だらけ・汚れだらけ…。
(天井板の色違いの部分は穴補修で張り替えたところです)
もっとお見せしたいところがありますが、ご紹介は以上になります。
クラフトの特建事業部では数々の実績があります。一部の実績について2023.08.06付けのブログでご紹介しております。また、ホームページの特建事業部の事業案内もご覧になってみてください。特建事業部では豊富な経験とノウハウを生かして事業主様のご希望を実現してまいりました。今後ともよろしくお願いいたします。