構造のおはなし
- 2024/05/01
- 設計部 岡田 夕子
こんにちは。設計部の岡田です。
今回は木造住宅の構造計算・検討に関するお話をしたいと思います。
木造住宅の構造検討をする項目は3種類あります。
<検討する項目>
①壁量の検討
②部材の検討
③地盤・基礎の検討
構造計算の方法はこの3つの項目をどのように計算するかで、大きく分けて3種類あります。
1.建築基準法 仕様規定
2.品確法 性能表示
3.建築基準法 許容応力度計算
木造2階建ての住宅では必ず検討しなければいけないのがこの中で「1.建築基準法 仕様規定」になります。
木造2階建てではこの「仕様規定」を満たすことが最低条件となっています。
建築基準法の仕様規定は3つの簡易計算と8つの仕様ルールの全11項目で構成されています。
<1.建築基準法 仕様規定の構成>
[3つの簡易計算]
①壁量計算
②壁の配置バランス(四分割法の計算)
③柱の柱頭柱脚の接合方法(N値計算)
[8つの仕様ルール]
①基礎の仕様
②屋根葺き材等の緊結
③土台と基礎の緊結
④柱の小径等
⑤横架材の欠き込み
⑥筋かいの仕様
⑦火打ち材等の設置
⑧部材の品質と耐久性の確認
以上、最後までご覧いただきありがとうございました(^^